子供たちの“本物の笑顔”がたくさん見れるチームに!ソレッソ熊本 サッカークラブ

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【コオーディネーション】と【運動発達】



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こんにちは。SORRISO熊本VSスクールです。

VSスクールでは運動神経・能力の向上を目的としたコオーディネーショントレーニングを取り入れております。

先日は第33回のVSスクールにたくさん参加して頂きありがとうございます!

今回は運動発達に関して解説していきます!

 



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▼  運動能力と発達
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子供の運動能力低下においては、今の時代背景が大きく関わっていると思っています。
一番は外遊びをする事が少なくなった事。現在の子ども達は忙しく、塾や習い事が多く、遊ぶ時間や遊ぶ場所、さらには遊ぶ相手も少なくなっているという事実が背景としてあります。

この遊びというものには、子どもが成長する過程で非常に多様な運動要素が含まれていて、遊びをたくさん行うことは、多様な運動経験をしていることになります。

小さい子ども達がサッカーや野球、バスケットなどをやっていきなりすごいシュートや、豪速球、スリーポイントが打てるかというと、そういう訳にはいきません。これは誰もがわかる事だと思います。
何事にも順序がありますよね。

赤ちゃんが成長する過程の中で、首が座って → 寝返りができ → 座れるようになり → ハイハイができ → つかまり立ち → 歩く → 注視 → 手で遊ぶ → 玩具で遊ぶ → 人と遊ぶ というように発達の順序があります。
そうです。運動の発達にも順序というものが存在するんです。



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▼  運動発達の過程
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では前振りが長くなってしまいましたが、運動発達について説明していきたいと思います。
まず、人は地球上にいる限り重力というものに常に戦っていないといけません。つまり人間が動く・活動するということは重力に拮抗した力を操作(コントロール)して体を動かすということになります。

赤ちゃんは生まれたら、まずこの重力をどうにかしないといけない状態になるんですね。
最初の試練です。先ほどの赤ちゃんの成長過程を書きましたが、だいたい0~2歳で獲得します。

首が座って → 寝返りができ → 座れるようになり → ハイハイができ → つかまり立ち → 歩く → 注視 → 手で遊ぶ → 玩具で遊ぶ → 人と遊ぶ

これを運動技能に分類すると…平衡系・移動系・操作系の動作になります。
●平衡系(バランス)の動作:首のコントロール(首が座る)、転がる(寝返り)、座る、かがむ、立ち上がる
●移動系の動作:腹を地につけて這う・四つ這い(ハイハイ)、這い上がる、歩く、登る、降りる
●操作系(コントロール)の動作:手を伸ばす、つかむ、つまむ、はなす、投げる

つまり最初の段階では、体(姿勢)のバランスを維持し移動させるという初歩的な基礎運動を獲得することになるんですね。(姿勢に関する機能+重心に関する機能)

そして次の段階になるとより高度な運動を伴っていきます…
●平衡系(バランス)の動作:回る、転がる、片足で立つ、ぶら下がる、乗る、渡る、逆立ちをする、浮く
●移動系の動作:走る、止まる、スキップ、ホップ、跳ぶ、跳びあがり降り、よじ登る、跳びつく、跳び越える、またぎ跳ぶ、かわす、くぐる、すべる、泳ぐ
●操作系(コントロール)の動作:投げる、蹴る、打つ、突く、たたく、捕まえる、受ける、運ぶ、担ぐ、下ろす、押す、引く、漕ぐ

上記のような基本的運動の獲得をすることになります。これが2歳~7歳までで獲得します。

 



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▼  36の基礎運動
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以上の運動をまとめると36の基礎運動というものが提唱されていて、わかりやすい様に図を載せますね。

図でみたもらうとわかると思うのですが、1枚目と2枚目は姿勢と重心に関する機能の運動。
3枚目の図は道具を使うような運動が中心です。

以上のことから何が言いたいかというと、

運動やスポーツは姿勢や重心などが目まぐるしく変わるものです。
基礎となる姿勢や重心をコントロールする機能が不十分だと、うまく身体を操作出来ずスポーツや運動を行えない。
姿勢と重心の運動が基礎として十分だと、細かい運動や四肢を巧みに使ってボールを蹴ったり、投げたり、
バットで打ったりができるという事です。

そうです。何事も順序なんです。

このベース(基礎運動)となる部分が十分でなければ、より高度な運動(スポーツ競技)はうまく行えず、時間がかかり、応用が利かなくなります。

なので成長期の段階までにはここのベースはしっかりと構築されている事が望ましいです。
構築されていなければ穴埋めをしてあげることが重要です。その穴埋めにこの基礎運動を伴ったコオーディネーショントレーニングを行うと、成長期が終わった成熟期へと発達のバトンがうまく渡せることになります。

子どもの運動発達の段階を知ることによって、その子が今どの段階なのか、何が足りないのか、何をしてあげたらよいのか、私たちにお手伝いできることが明確になります。

 

 

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