先日、事務所の整理をしていたら、卒業論文の抄録集が出てきました。

僕は、体育経営学というものを専攻していて、「運動競技クラブの組織の規模をめぐる問題点と部員の意識構造に及ぼす影響」を研究テーマに論文を書きました。

僕が所属していたサッカー部は、部員数が１６０名程度、チームに分けると１～５軍くらいまである集団です。この中でトップの試合でベンチに入れるのは、１６名？程度、グラウンドも１面しかなく、練習時間にも差が出てきます。朝練のみのチーム、ナイター練習しかできないチームも存在します。

もちろん、出てくるのは、不平不満であり、まとまり意識が出てこないというのが、僕の仮説でした。

しかし、サッカー部全員にアンケートを取ったところ、結果は全然違うもので、仮説が認められることはありませんでした。

色んな角度から検証したんですが、そこは割愛して・・・。

規模が大きくなろうが、色んな部分に制限が出ようが、結局一番大事なのは、目標が明確であるというという事です。部として、大きな目標に日本一というものがありました。そして、各チームごとにも、それぞれ目標が存在します。個人としても、色んな目標設定があります。例えば、プロになりたい、指導者としての勉強をしたい、トレーナーになりたいetc・・・。

やはり、目標を持つことが大事ですね。

あと一つ興味深かったのが、それぞれが、部に所属していることに誇りを持っているという部分です。いわゆる、チーム愛というやつです。

これは、目標が明確であるから成立するものではありません。仲間の存在、コーチの存在、トレーナーの存在、周りで支えてくれる人の存在、人と人とのつながりの強さで、成立していくものだという事が分かりました。

ソレッソにもたくさんの子供たちがいます。

各学年も大事ですが、ソレッソ熊本が一つの大きな集団として成長し、関わる全ての人たちが笑顔にあふれ、チーム愛というものを作っていけるように、目標を明確にし、子どもたちの支えになっていければと思います。

三月場所、どうやら優勝は３力士に絞られてきました！！