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先日、スペインに行かれた指導者の方とお話しする機会がありました。
日本が勝っている部分、足りない部分もあり、話を聞くとなるほどと思いましたが、何が根本的に違うのか?という話で、行き着いたのが、文化の違いという事でした。
実際、触れてみないとわからない事ばかりでしょうが、サッカー文化を作るために何が必要か考えてみました。
サッカー文化を作るというと大げさかもしれませんが、サッカー文化を作っていくためには、サッカーに携わる人たちが努力していかないといけません。
日本サッカー協会が先頭に立ちながら、方向性を決め、プロの世界ができたり、リーグ戦の普及が進められたり、トレセン活動があったりしますが、動いているのは、現場の人間です。
僕たち指導者の役割は、実は大きいです・・・。
僕たちにできるのは、携わる子どもたち、保護者の方にサッカーの素晴らしさを伝えていく事が一番なんですが、もうひとつのキーワードは、コミュニティの形成だと思います。
海外サッカーなんか見ると、熱狂的なサポータがいて、子どもも、大人もサッカーを楽しんでいます。良いプレーが出れば、拍手を送り、悪ければ、ブーイングが起こる。
そこには、同じ価値観があり、コミュニティが形成されています。
そのコミュニティの大きさが、大きければ大きいほど文化的であるというのは、単純すぎますが、多くの人が関わるという意味では、コミュニティの大きさは、重要な部分だと思います。
少年サッカー事情は、僕らがやっている時と比べると大きく変わりました。
部活という小さいコミュニティから、色んな小学校の子どもたちが集まるクラブへと範囲が広がりました。
九州リーグ、九州大会、全日、チビリン・・・。カップ戦まで含めると、数えたらきりがないですが、県内、九州、全国と活動範囲は広がっています。
コミュニティとは、人と人とのつながりです。
指導者同士が、広い範囲でつながり、新しい価値を創造していければ、また新しいコミュニティが生まれてきます。
自分たちが関わる最小のコミュニティ、僕らで言えば、ソレッソなんでしょうが、ソレッソのために、力を注ぐのが一番重要です。ですが、せいじコーチがシャイニングリーグを始めたように、新たな価値を生み出し、新たなコミュニティを形成していくこと、コミュニティの範囲を広げていくことが、文化として根付かせていくための、僕らができる一歩じゃないかと思います。
子どもも、大人も、サッカーに関わる人たちが熱狂できる環境を作っていきたいですね!!
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