昨日から本格的練習の再開です。
夏に感じた課題を中心に新しい事にもチャレンジしようとしています。
トレーニングの目的をはっきりさせて、いざやってみましたが、なかなか上手くいきません。
イメージで出したい現象が、なかなか出ない・・・。
子ども達も試行錯誤で僕も試行錯誤。
思えば、最初の頃もこうでした。
上手くいかず、どうメニューを組み立てればいいか?どういう言葉かけ、修正が必要か試行錯誤しながら少しずつトレーニングが成立していったのを思い出します。
今、鳴門教育大学の綿引先生という方と仕事の関係でご一緒させていただく機会があります。
ドイツのスポーツ科学に精通されていて、主にコーディネーショントレーニング(調整力)について研究されている方です。
その方の話によると、この試行錯誤の段階が、運動能力を上げるには重要で、できる運動をやり続けるよりも、少し難しい段階の運動を、プログラムの中に提供することが、脳の活性化を促し、運動能力の向上につながるとおっしゃっていました。
コーディネーションの話で言うと、8割の達成度で次の段階の運動に取り組むということらしいですが。
サッカーのトレーニングにおいては、技術を獲得するために、8割の達成度でとどめることはなく、ある程度できたとしても反復する事で確実なものにしていかなければいけないと思ってますが、試行錯誤しながら、できない事にチャレンジしていくことも同じく重要です。
そこで共通するのは、脳を使う事、考えながら頭を働かせることであって、何となくボールに反応するだけでは、上手くなるスピードは上がらないと思っています。
いきなり上手くはならないように、トレーニングの質も少しずつしかよくなっていきません。
良くなっていくスピードを上げれるように、僕も子どもたちも試行錯誤しながら、しっかり頭を使ってトレーニングに取り組もう!!