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良いことだから書き留めておこう。
ある選手。
たぶん、初めての挫折を経験させた。
本人は悩み、プレーを見てても何か冴えない。今を本気でチャレンジしていない。
そんな心から選択する判断は、弱気なプレーに繋がり、単純なパスミス、ドリブルしても奪われる事に繋がってた。
何とか変えてあげたい。
色々試みたが、ある試合でふっ切れる瞬間があった。
ここぞとばかり褒める。
プレーは積極的になり、明らかにチャレンジが増えた。
プレーを切り取るとそんな感じだが、それは、日常にも繋がってた。
昨日の昼食の時、みんなの為に弁当を運ぶ。
帰りのバスもチームの道具片手に一番にバスに乗り込む。
今朝、部屋を掃除するときほうきを片手にみんなに指示する姿。
そして、今日も一番にバスに乗り込む。
何も言ってない。
全て彼本人の意思での行動。
以前であれば、チームの道具を運ばない方。バスに乗るのも遅いと怒られる方。掃除せずに遊ぶ方。
そんなイメージ(笑)
初めての壁は、確実に彼を成長させてくれた。
自ら乗り越えようとしたから。
そこで手を貸し、助けてあげたら何も変わらなかったと思う。
まだまだ暗いトンネルの中でもがいてたと思う。
たくさん泣かせた。。。
ただ、その姿を見て今度はこっちが泣きそうになった。
せいじさんが子どもの心とたたかうと言う。
少し意味が分かってきたのかもしれない。
この遠征は、子ども達にとっても指導者にとっても成長の場。
非日常には色んな刺激がある。楽しくて仕方ない。
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