春の選抜甲子園が延期になった。
同じように、憧れの舞台に立つ事を目標にしてきて、
チビリンピック出場のチャンスを逃してるんで、
関係者の気持ちはよく分かるつもりだ。
ただね、少し思う事もあって、そもそも甲子園って?てのがある。
野球関係者じゃないしあんま勝手な事は言えないけど、
甲子園が球児の憧れの場になるのは、
大きな球場の中で、たくさんの観客の中で、
色んな注目を受けながらプレーできるいうイベント的な要素が強く、
そこでプレーする球児、指揮を執る監督、応援に駆け付ける応援団も
非日常の世界をその瞬間に味わえるってところに魅力がある。
もちろん「日本一を目指す」という挑戦する姿も美しいし、
それは甲子園に出る事でしか実現できないというのもあるんだが。。。
だから、あの球場の土を踏むことが価値あることじゃなくて、
あの土をストーリー化してくれる周りの雰囲気にそもそもの価値があるという事。
無観客での大会も検討されてたみたいだけど、
無観客でやるくらいなら、いっそ中断を決断したのは正解なんじゃないかと思う。
個人的には。。。
もっと言うなら、春じゃなくて夏が本番ってのが甲子園のイメージだし、
無観客でやったところのダークな思い出を作るより、
夏に向けてリベンジの力に変える方が、
球児にとっては将来の思い出としては強く残りそうな気がする。
勝ち取った権利がなくなるというのは、可哀そうなんだが、
勝ち取るまでに至った努力の積み重ねは、きっと球児たちの将来の自信へと繋がっているはずだ。
同じような思いをしてるから、今でも大会やってくれと思っているが、
こればっかしは、流れに身を任せるしかない。
やれることは、次に向かってのスタートを切る。ただそれだけなんかなと思う。
だから、活動の場所だけはなくしたくない。
何もかも奪われたら、ほんとに抜け殻になりそうだ。。。
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こんな風にね。。。