子供たちの“本物の笑顔”がたくさん見れるチームに!ソレッソ熊本 サッカークラブ

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移籍



今日の熊日新聞から連載が始まった


熊本小学年代のサッカー事情


俺も昨年末に取材を受けた


そのうち記事に載るのかな~


今日は「移籍」だった


確かに他県に比べると多い気がする


うちもその渦中のチームだ


他チームからも加入してくるし同じくらい他チームへ移籍していく


熊本市内はサッカー人口に対してクラブが多い気がする


移籍に対してあの記事は否定的だったが


俺は半々だ


なんともいえね~が本音


まず、クラブの代表として1番悲しいのが


子どもが


「サッカーを辞めます」って言う事


これはあまりないけど、「好きにさせてやれなかった」って反省する


その時は「なんでもいい。熱く一生懸命なれる事を見付けろよ」って送り出してるかな


次はやはり、移籍される時かな


ソレッソでは辞めて他チームでサッカーやりますって言ってくる時かな


でも、自分で決めて、自分の口で俺に言ってきてくれたら温かく送り出し


新しい受け入れチームにこちらから電話を入れて


「可愛がってやってください」とお願いする


辞めるには色んな理由がある


送り迎えの問題、サッカーの色・・・


うちを辞める時に今まで人間関係でってのは無いかな~


親のエゴでって記事にあったがそれは問題外


親の資格なし


子どもの為を思ってとか言うかもしれないが、子どもには意思が絶対にある


そこは尊重してあげてほしいし、しっかり話してあげるべきだ



人間同士でやってるから波長が合う・合わないってのはある意味仕方ない


ソレッソが嫌で続けられるより他チームで楽しく頑張れるならそっちを選んでくれたがいい


現に色んなチームに元教え子がいるが


今でも気さくに話せる


後腐れはないし、成長している姿は嬉しく思う




次はうちに入ってくる時


他チームからソレッソに入りたいと問い合わせがある


クラブチームや登録している部活の選手だったら


「体験に来られる場合は現所属チームに私が連絡しますけどいいですか?」っていうと


半数くらいは体験にこない


それほど今のクラブを辞めたいって思ってない証拠だ


辞められる気持ちもわかるから止めれるものは止めてあげたい



「それでもいい。練習に参加させてほしい」っていう子もいる


現に連絡を入れて確認をする


所属チーム側の意見も聞かないと失礼だ


そして、本人にもいろいろ聞く


子どもの意思・保護者の意見を確認しないといけない


どんな理由で今のチームを辞めたいと思っているのか


なぜ、うちを選んだのか


そして、色々と説明する


うちのルール・現状みたいなのを



おかげさまで、人数で困っている状態ではない


軽い気持ちで入られても結構困る



でも、これだけクラブが飽和でサッカーを始める時に右も左も分からない状態で選んだクラブが合わなかった


そこで頑張ったが他チームが良さそうだ


だから1回辞めて新しいクラブで頑張った


俺はこれは全然アリだと思う



何チームも渡り歩くってのはサッカーがどうのうこうのっていう前にもっと大切な物が欠落していると思う



子どもがやるスポーツで保護者の過熱ぶりがよく見受けられるが


それはあまり良くない


うちは遠慮してもらっている


でも、保護者の協力は不可欠


俺よりも年上の保護者の方がほとんどだが


しっかりと想いを伝える


そして、みんなでソレッソとは?せいじコーチとは?を理解してくれていると思う


だから高学年になればなるほど


保護者同士がその辺の親戚付き合いよりも親密になれているような気がする


ギャハハハって良く笑う方ばかりだ


「誰も特別ではないし、ある意味みんなが同じように特別」


監督やコーチはこれが大事だな


そして俺の持論である


「子どもは失敗やミスをするもの。それは大人が受け入れてあげないといけない」


これがあれば子どもの前で冷静さを失う事はない




うちのやり方や俺の考えだが


十人十色であり、十チーム十色だな


全部が同じでも面白くない


それぞれのチームがそれぞれ信じるやり方をやるべきだ



サッカー選手の前に1人の小学生


プロサッカー選手になれるかはわからないが


大人にはなる


強く逞しい男になってもらいたいと思い常に子ども達の心と勝負している



今で約10年


最初の3~4年はどことやっても試合にならなかった


練習試合も組めなかった


その悔しい気持ちをバネに少しずつ少しずつチームが成長してきた


この6年間は毎年いずれかの県大会で優勝し九州や全国大会を経験させてもらっている


子ども達のおかげであり、預けてくれている保護者の方のおかげだ


これからも感謝の気持ちを持ちながら


必死に頑張ろう


そして子ども達に


「夢を追う」事の素晴らしさを伝えたい


願ってない者が叶えられる夢なんて大したことはない


本気で目指そう


夢から逆算しようぜ


日本一を


その為に日々努力だ


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