大学の先生をやってる友人と話したんだが、スポーツ学会では、こんな研究結果が出てるらしい。
幼稚園なんかでは、サッカーを含めて色んな体育指導が入ってるんだが、
体育指導を受けた園児達より、自由に外遊びをやってた子の方がスポーツテストの結果が良い。
体育指導を受けた分、身体を動かす機会が多かった、時間が長かったのなら、
もちろん、体育指導を受けてた子の方が結果はいいんだが、
同じ時間という事を前提にしたら、そんな結果が出てるみたいだ。
あくまで、平均値としてなんだが。
この結果が示してるのは、
身体を動かしたいって思って、身体活動をしないと、運動能力は身に付きませんよという事。
一つの運動に特化しても、全体の運動能力は高まりませんよという事。
サッカーなんてボールを使うから分かりやすいと思うんだが、
何であれ、早くから競技に専念する事で、その競技に関する上手さや巧みさは向上する。
でも、競技をスポーツだったり、身体活動だったり、大きな枠で捉えると、
全体的的な能力はなかなか高まらないって事だろう。
また、
身体を動かしたいっていう根本的な欲求がないと、
早くから教室なんかに通わせて無理矢理運動やらせても、
期待以上の効果は得られないって事だろう。
だから、教室なんかに通わせないで、小さい頃は思いっきり遊ばせた方がいい。
そんな話だと思うんだが、
その考え方もいまいち良いとは思わない。
確かなのは、小さい頃にたくさんの運動経験があった方がいいという事。
色んな運動経験をしながら、神経回路を増やしてやるのは、
後に何かしらの競技に専念する時にきっと役に立つ。
でも、この話で一番自分が感じたのは、
運動をやらせる側(教室をやってる側)の関わり方として、
”育てあげる”って視点ではなくて、
”勝手に育つ”っていう視点を持つべきなんじゃないかという事。
”育つ環境”をいかに準備できるかが大切で、
環境と言っても、色んな捉え方があると思うんだが、
例えば、
練習試合なんかで刺激ある相手とマッチメイクする事も環境だし、
こんな事をやりたいっていうように、モチベーションをどう高めるかってのも、
ある意味環境だったりするし、”育つ環境”を提供する努力をしないといけないと思う。
育てないといけない立場なんだが、
”育てあげる”じゃなくて、
”勝手に育つ”っていう視点を持ちつつ、育てなければいけない要素もある
くらいのイメージじゃないと、主体性は育たないし、
持ってる能力も素直に(指導者が思ったように)向上してくれないのかな。
小学生の高学年を相手してるんで、
いかに自分事にしてあげるか。自分と向き合えるようにできるか。自立できるように。
そんな育てる視点を持っていたい。
明日はすっかり雨は上がるようだが、今日の雨を機に、冷え込みが厳しくなってくるらしい。
大事な時期。
体調管理にも気をつけないといけないな!!
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怪我したトレーニングを再現。
懲りないやつだ。。。