サッカーのゲームには流れがあって、自分達が思うようにできる時間帯、
逆に、相手に思うようにやられる時間帯がある。
良い時間帯に点が取れると、そのゲームは勢いに乗る事ができるし、
相手がいい時間帯に、粘る事ができず失点してしまうとズルズルいってしまうケースがある。
良い時間帯であっても、点がなかなか取れず、一発のカウンターで失点して、
その後ペースが乱れる事もしばしば。
こんな事は、ゲームに限らず、長いスパンで見た時、
チーム状態にも同じような事が言える。
チーム状態が良い時期とチーム状態が悪い時期は当然ある。
状態が良いなって思ってても、ちょっとしたきっかけで悪くなったりするし、
(内容が良くても結果がでなかったり)
悪いと思ってても、ちょっとしたきっかけで良くなったりする。
(たまたま勝ったことがきっかけになったりして)
要は、
ゲームであれば、良い時間帯・悪い時間帯。
チーム状態で言えば、良い時期・悪い時期。
そんな好不調の波があるのは、仕方ない事として受け入れて、
好調の波をできるだけ捕らえ続けるにはどうすればいいのかを考えないといけないという事だ。
レジリエンスという言葉がある。
辛い状況や苦しい状況でそれに耐えしなやかに修復できる力の事を言うんだが、
このレジリエンスという言葉に、好調の波を捕らえ続けるポイントがあるように思う。
好調の時は、ある意味ほったらかしの状態でも上手くいく事が多いんだが、
さっきも言ったみたいに、波というものは必ずあって、
きっかけ1つで不調になるリスクが常にある。
不調になった時に、いかに好調に戻せるかどうかが必要だ。
レジリエンスが必要な力という事だ。
では、レジリエンスはどうやって身につくのか?という事なんだが、
良く書かれてる事は、自己肯定感が強いと、レジリエンス力があるという事。
チームで言うと、常にポジティブな雰囲気と自信に満ちてるチームという事になるだろう。
でも、実際の指導現場でそれを当てはめてみると、少し違和感があって、
ポジティブな雰囲気にしてあげる事で修復する事もあれば、
ケツを叩くみたいな表現のように、ある意味危機感みたいなのをぶら下げた方が修復できる事はだってある。
個人においても然り。
肯定する事だけが良しではなくて、
悔しい思いをする経験だったりが、跳ね上がる力になったりもする。
だから、自分の中で、レジリエンスを身につけるために必要なのは、
これだっていう正解はないんだが、
1つ興味深い見解があった。
レジリエンスが高いかどうかは、逆境そのものへの心の強さよりも、
日常の自分の生活を守り通すことで、元気がある状態を保ち切れるかどうかで決まっているのではないか
という見解。
これが興味深く、そしてしっくりきたのは、
結局、当たり前の事をいかに高い水準で(元気ある状態)維持できるかどうかが、
根本的な強さ(逆境に負けない)に繋がるんだって解釈する事ができたから。
ゲームに戻すと、ハードワークを厭わないだったり、勝ちたい気持ちをもってるだったり、決める場面ではしっかり決めるだったり。
チーム状態だったら、日常のトレーニングが充実感してたり。
そんな根本が強くなると、良い状態を保つ事ができるし、
逆境に立たされた時に、立ち返る場所があって修復する事ができるんだと思う。
つまり、ブレが大きくでたり、不安定だったりするのは、
根本(日常)に足りない部分があるという事なのかな。。。
レジリエンスを身につけるためには?っていう正解が出せないから、
レジリエンスの捉え方を自分なりに変えてみるとなんかスッキリした。
実は、今日のブログの書きはじめは、
首の痛みが酷くてなんかやる気が出ないってとこから発展させようかなと思ってて、
あれこれ考えてたらこんな内容になった。
健康は大事ですよ、コンディション管理は大事ですよ、
それがメンタリティに影響しますよ、好調を維持しようねって締めるつもりだったのに、
とんでもなく飛躍をしたな。
今の俺は首が痛くて逆境の真っ只中。
日常の不摂生が原因だって反省してる。。。

日常が不摂生の塊のような人だが、すごいポジティブだし、逆境に強そうだ。
うらやましくはないんだけどね(笑)