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有終の美って言葉がある。
有終:終わりを全うする事、やり遂げる事
有終の美:終わりが素晴らしい様子、立派な結果
ただ、結果が素晴らしいだけでなく、一生懸命取り組んだその過程にまで意味を含んでいる。
有終の美には、実は違う表記もあるらしい。
四字熟語で、
「有終之美」
この意味は、
始めるのは簡単だが、全うするのは難しい
ゆうしゅうのび
簡単な言葉として今は用いられてるんだが、
この言葉を作った先人にとっては、深い意味が込められてるんだろう。
フジパンカップが終わると、いよいよジュニアサッカーの終わりを迎える。
この先長いサッカー人生を考えて、言葉の意味を咀嚼すると、
さぁ、有終の美を飾ろうじゃないか!!
はどこか違和感もあり、少し重たげな感じもするが、
一区切りを迎える前に、この意味を噛み締めるのは、
最後の大会に想いを込めて闘うという意味では、自分達の心情を煽ってくれる言葉のようで良い言葉のように感じる。
終わり良ければ全て良し。さぁ、最後の大会だ。頑張ろう!!
じゃなくて、
終わりの大会を迎える前に、今までの事を振り返ってみたらどうだろうか??
色んな事がありながら、ジュニア年代のサッカーを過ごしてきたと思う。
その過程を振り返った時、おそらく出てくるのは自分を高く評価する事より、反省する部分が多いだろう。
でも、それでいい。
その時少なくとも、
こうあるべきだ
という気づきがあって、自分なりに改善のための取り組みをしたはずだ。
その繰り返しで今があると思うし、
結局、そんな気づきと改善の繰り返しが、
一生懸命やる事
の意味をすごくシンプルにしてきたと思う。
つまり、、、
一生懸命やる事が当たり前だったり、
一生懸命やるためにサッカーへの向き合い方が変わったり。。。
一生懸命の意味も、それぞれ捉え方が見えてきたはずだし、
それによって、心のブレもなくなってきてるのは間違いないと思う。
もし、反省ばかりで頭の中が埋めつくされてるなら、ラストスパートで変わる努力をしよう。
ジュニア時代で有終の美を飾れなかった
という反省の弁にはなるんだろうが、
この機会に気づきを得る事ができたら、
きっと次のステージやもっと先で
有終の美
が飾れるはずだ。
最後の大会が終わった時、それぞれどんな気持ちになるんだろうか??
勝つにしても負けるにしても、
前向きな気持ちを持って立ち止まる事なくというのが、
ジュニアの終わり方としては適当な気がするが、
ずっと見てきたコーチの気持ちとしては、
一生懸命やり切った!!
という満足感もどこかに持っていて欲しいという期待がある。
それぞれの有終の美がそろそろ待ち構えてる。
この1週間ちよっと。
心持ちが少し変わるだけで、終わり方も変わるはずだ。
さぁ、ラストスパート。
今日の練習も頑張るぞ!!
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