残り1分。
あと1点。
ラスト1プレー。
あと1歩。
サッカーでよく使われる数字の1。
この1への拘りで、勝負がついてしまう。
この1への拘りの積み重ねで将来の姿が変わる。
サッカーをやってきた人でも、やったことのない人でも、
サッカーに関わっていくうちに、この1の持つ力に魅了されていくはずだ。
なぜ拘りを持たないといけないのか?
それは、良くも悪くも紙一重の重要さを感じる事がたくさんあるから。
理由は、これしかない。
たった1点の得失点差で泣いた事もあるし、
残り1プレーの劇的ゴールで追いついたり、勝ったりした経験もある。
1についてのいい思い出と嫌な思い出は、あげればキリがないほどだ。
その度に、小さなことへの拘りが強くなっていく。
勝負の神様は細部に宿る
というがまさにその通り。
この細部というのがここでいう1への拘りだ。
だから、練習でも常に1を意識して練習する。
・あと1歩の寄せ
・もう1歩速く
・1点に拘ったゲーム
・1人でも多く攻守に関わる
日常から拘りがないと、紙一重がこっちに転がってこない。
拘り持ってる選手の特徴としてまず挙げられるのが、
集中力があるという事。
練習中も、試合中も集中力を保った状態でいる事で、あらゆる事に対処できてしまう。
また、面白い事に、
そういう選手に限って、残り1プレーで劇的なゴールを決めたり、味方を救うプレーをしてくれるもんだ。
気の緩みが一切ないんだろう。
たまたまじゃなくて、必然と言っても過言じゃないように、そんな偶然は起こるものだ。
自分が、大学生の時の監督は、
「Be Alert」=「研ぎ澄まされた状態」
でいなさい。とよく言われてた。
練習の中で、それぞれが「アラート」って声をかけ合う。
聞いた言葉が斬新すぎて、「集中」と声掛けするより、「アラート」って声掛けした方が、集中力が研ぎ澄まされてた感じがしてた。
余談になったが。。。
とにかく、拘りを強くするには、まずは何といっても
集中力を身につける事が必要だ。
そして、大事になるのは、
負けず嫌いの部分。
例えば、あと1歩でボールに触れる・触れないの場面。
必死にスライディングしてでも触ろうとするか、スッと力を抜いてしまうかは、
集中力だけでは片づけられない。
負けず嫌いな子だったら、絶対にその1歩で力を抜かないはずだ。
うちにいた子達で物凄い負けず嫌いを何人も見てきたが、
こいつ本物の負けず嫌いだって思った子は、
例え大人が相手だろうと、自分が勝つまでチャレンジしてくる。
ここまで来ると、拘りを持つか持たないかの話じゃなく、放っておいても大丈夫。
きっと、チームを救ってくれるし、その子自身も成長していくはずだ。
実際、そんな子は、今も想像を超えるくらい成長し続けている。
そんな負けず嫌いになれるように。。。
練習が終わって最後話しする時、
「今日の練習は最後まで全力でやれたか?」
ってしょっちゅう聞く。
試合に勝ったり、練習を通して個人が成長できたりする確率をいかに上げるかは、
いかに拘りを持ってやり続けるか
しかない。
意識して拘るところから、無意識の中で拘りが生まれるところまで成長することが重要だ。
そしたら、自然に1への拘りが身につくだろう。
そして、紙一重の勝負も自分たちのものに。
プロへなるならないも、ある程度のレベルまで行ったら、残り1歩の勝負だと思う。
それを、運と言う人もいるが、
実際は、最後まであと1歩を拘って積み重ねてきた差なんだろう。
自分は、振り返ってみると後1歩を逃し続けてきた。
だからこそ、子ども達には、拘る事への大切さをしっかり伝えないといけない。
1日1日、1つ1つのプレーに拘りを持って。。。
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昨日は、せいじさんとおんのじにて、エネルギーのチャージ完了。
しっかりファイヤーさせて、デトックスも完了させた。
明日はいよいよラウンド16
頑張ろう。