「地球上に存在した時間の99%、動物にとってストレスとは恐怖の3分間のことだった。その3分間が過ぎれば、自分が死んでいるか敵が死んでいるかだ。で、我々はというと?それと同じストレスを30年ローンで組むのだ」
ロバート・サポルスキー(スタンフォード大学教授)がそう言ってるようだが、
この言葉の意味するところは、
人間は、普段の生活で、生死を彷徨うようなストレスを受ける事はないが、
日常的に多くのストレスを抱えながら生きているって事だろう。
また、HPA系システムと呼ばれる機能があり、人間ににしても動物にしても、
それは緊急性の高い脅威に遭遇したときのために発達したと言われている。
このHPA系の機能が存在をしているのは、生存を維持するためと考えられていて、
例えば、ライオン同士が遭遇した時、
動物同士は、恐怖の3分を乗り切るために、HPAが働き、
「闘争」か「逃走」を選んでいたという。
日常的に、こんな急激なストレスを受ける事はないんだが、
少なからず俺らは、色んなストレスを抱えてる現代社会で、
常に小さな「闘争」か「逃走」を繰り返してる。
生存するためではなくて、うまく生きていくために。
30年ローンのストレスの中で、
「闘争」し続け、それに毎回勝つ事ができる人は、いつしかストレスはストレスとして存在しなくなるんだろう。
「逃走」し続けてきた人は、毎回同じようにストレスを抱え、
常にストレスを抱え続けるんだろう。
ストレスを回避するための方法論として、「闘争」を選ぶには、ポジティブな思考をもって前に進む事が必須。
「逃走」を選ぶには、敢えて考えないを選択し続けるが必須。
でも、どちらにも壁は存在してて、
「闘争」の壁は、ポジティブであろうと思うが故に、根本を見失う可能性がある事。
「逃走」の壁は、いつまでも引っかかりが残る事だと思う。
ストレスとうまく付き合える人は、動物の本能の3分間の話しではないんだが、
ある程度直感的に「闘争」か「逃走」を選べる人なんだろう。
だけど、それは回避してきた事の蓄積が「闘争」なのか「逃走」なのかにもよると思うんで、
直感を研ぎ澄ますためには、(直感が間違わないように)「闘争」か「逃走」のジャッジをしなくてはいけない。
子ども達もコロナ禍の今、日常より色んな制約の中で生活をしている。
ストレスとうまく付き合っていくために、頑張りどころと休むところのバランスを。
ただし、間違ってはいけない事は、うまくストレスを書きかえて、やるべき事を放棄しない事かな。。。
宿題や〜めたとか、
ブログ面倒くさいけんや〜めたとかね。
彼は「逃走」を繰り返し、ライオンに牙を向けられてる事に気づいてない。
いや、それでも強気で無視をし続けている。
そろそろ「闘争」に巻き込まれるかもな。。。
俺は、安全に檻の中に隠れて「闘争」「逃走」劇を楽しんでおこう笑