三角7不思議ってのがある。7つもないけど(笑)
毎年年末・年始だけは夜中トイレに起きない。
いつもは2回は起きるのに、不思議とね。
おそらく、毎日ものすごいストレスと闘ってるんだろう。
冗談だし、どうでもいい。。。
今日は大晦日。せっかくだから、一年の紆余曲折を振り返りながら、締めくくる事にしよう。
4月。自身3度目の6年生担当。
さっそく行った春先の関西遠征では、通算成績五分五分。
前年の子は確か15試合くらいやって1敗だけだったから、
予想通り、今年は少し力が落ちる学年なのかな〜と認識。
6月の学童五輪。
それでも、少しは良くなりつつあって、県で優勝するは射程圏内に入ってたと思うが、
ベスト32くらいだったかな。
カテゴリー問わず、これまで俺が監督として指揮した中で、最も最低成績で終える。
どん底。
そっからは、必死。まじでやばい。でも、全日だけは何が何でも勝ち取らなければいけないの日々の始まり。
めっちゃスキップするけど。。。
大会1ヶ月前くらい。
しっかり軌道修正し、いよいよ本番なんだが、1つのピースはなかなか埋まらない。
サイドバック問題。
ずっと使ってた子は、メンタル的に不安があり、おそらくその時期は、
先発から外してたと思う。
だが、ある試合できっかけがあった。そっからその子は見違えるように安定。
県大会は、その子の活躍があったから勝てたってくらい成長してくれた。
同じように、急成長をした子がいる。
ずっと使ってた子がケガに悩まされてる中、がっちりとレギュラーを奪取。
むしろ、その子がいないと中盤の歯車が狂うくらいに成長してくれた。
でも、アクシデントはよく発生する。
県大会準決・決勝を控えた、2日前?3日前?の練習試合で靭帯を損傷。
全国大会に間に合うか間に合わないかくらいの大きな怪我で、
急きょ誰を試合に出すか問題が発生したが、
代役で抜てきした子(元々レギュラーで使ってた子)も、怪我明けで、まだまだ違和感があるくらいの状態で、
その子に託す。
その子は、見事期待に応えてくれて、大事なロアッソ戦で先制点。
悔しい気持ちを味わったり、焦ったり、
本人も心の状態がグチャグチャな時期も長くあっただろうが、
見事期待に応えてくれた瞬間だったように思う。
準決勝・決勝で言えば、もう1つアクシデント。
うちの点取り屋。デカ物君が、
終わって知ったが、気管支炎の中プレー。
準決では、気分が悪いと途中交代。決勝も彼の力からすればさっぱりだったが、
決勝だったり、大事な試合だけ目覚めるという異名を持つ我がチームのキャプテンが爆発。
ドラマチックな全国大会出場への優勝だった。
そして全国大会。
ここまで来れば、ある程度の自信もつき、日本一を狙えるんじゃないかと密かに思ってたが、
まさかの初日の大失速。
県大会では勝つポイントだった両サイドバック、中盤の子達の物足りなさ。
テンパリすぎだろ(笑)
初日が終わって、
ヒデ・竜馬・けんたに、
俺の最後の監督業って、こんな悲惨な終わり方するとや〜
って嘆いたくらい(笑)
やっぱ俺もってねぇな〜って感じで、俺も吹っ切れたが、
子ども達も吹っ切れて、迎えた2日目。
ガウーショ戦はやっぱりきっかけになった試合と思う。
そこから、良くなったというより、本来の姿に戻り、
あれやあれやという間に決勝。
またそこで最大のアクシデント。。。
うちの守備を支えてくれた大黒柱のセンターバックの子が夕方から体調不良を訴える。
物静かで、何を考えてるか、何を感じてるのか、見てるだけでは全く気付かないような子なんで(笑)
いや、大丈夫だろ。大丈夫じゃないと困る。これはいつも通りだ
って思ってたが、
決勝当日。体調は回復せず、熱を測ったら38.4℃。
終わった。まさかここにきて。あいつがいないと絶対勝てない。
やっぱ俺が持ってねぇ〜なぁ〜
と思ったが、
親にも電話して、本人の意思で、
出たいと言えば出すし、出れないと言えば出さないと伝え、
すぐにせいじさんにも相談してバタバタしまくった。
俺の案はこれかこれがあるんですけど??
でも、こうした方が良くねぇ〜や??
二人で話し合ったが、答えは出ない。
結局、キャプテンを部屋に呼び出し、
俺はこう考えてるけど、お前はどう思うや?
って最後の決断を託した。
俺は今年のチームはお前のチームだと思う。お前が一番やりやすい形がチームの利益になるから、教えてくれって。
そんな中、会場に到着し、メンバー表提出時間までは30分程度。
最後の意思確認をする時、
目が死んでたり、マジでキツそうだったら、外す決断をしないといけないと思ったが、
いつも表情一つ変えない我がチームのセンターバックが、
出るや??
出ます。ニヤッ(笑)
一瞬ゾクッとしたが(笑)、そいつに託して決勝戦を迎えた。
しっかりインフルエンザになってたってのは後日談だが、
普段は喋らん男が、最後の最後で漢気を見せてくれたな。
大会直前にインフルにかかって決勝に行かないと来れない子もいて、
その子を決勝に連れて行くために頑張れたし、
結局、県大会で怪我した子は大会に間に合わず、足を引きずりながらだったが、
全国のピッチに立たせると約束したんで、出してやろうと頑張れたし、
ほんと紆余曲折あっての日本一での締めくくり。
少年サッカーには毎年ドラマがある。
大会期間中の1番の大出来事は、
崖っぷちに立たされた帰りのバスで、明日について真剣に話してる時、
俺が真剣な話をしてるのに寝てる子がいて、
3分泳がせたが、いっこうに起きなかったんで、
ぶちギレでバスの中が凍るという事件だが、
一気に締まったのは、彼のおかげかもしれない(笑)嘘。
体調悪いとや?いや昨日寝れませんでした。
いやいや、関係ない。マジで崖っぷちで真剣に話してんだから5分くらい起きとけ!!!
俺は何が何でも試合にはもう使わないって思ってたが、
反省したのか、ヒデが◯◯めっちゃチームのために動いてくれてます
って言ったんで、
準決勝。
お前は俺に借りがあるはずだからなってニヤッとしてピッチに送り出したが、
見事に遜色なく、チームのために全力でプレーをしてくれた。
とにかく、、、
アクシデントが多い学年なんだが、
最大のアクシデントは、この子達が日本一を獲ったって事だろう(笑)
失礼。
でも、可能性は無限大ってのは、この子達が示してくれたと思う。
こいつらには、
BIG THANKSでもなく、VERY THANKSでもなく、
SPECIAL THANKSをあげて、今年を締めくくる事にしよう。
俺が全日の全国大会に出場したのは、ちょうど30年前。
大学生4年でインカレで優勝し、日本一を経験したのが、ちょうど20年前。
そして、今年指導者として日本一。
俺にとってメモリアルな年だったのかもしれない。
最高の1年だった。
皆様、良いお年をお迎えください。
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