ジュニアユース14期生のソレッソでの公式戦が日曜日に幕を閉じた。
全国から権利を勝ち取った32チームが集い、負けたら引退のノックアウト方式
みなさんご存知の通り、結果はベスト16での敗退。
トーナメント1回戦は、劇的なAT弾で均衡を破りそのまま終了のホイッスル。
素晴らしい勝利で、勢いのままround16へ
round16の相手は、Jリーグビッククラブの東京ヴェルディ
オリジナル10のJリーグ下部組織で誰もが知るビッククラブでしょう。
一人一人が抜群に上手いのは昔から変わらない
勢いはソレッソにあり、開始5分で先制ゴール
前半終了間際に不運で同点にされて折り返す
その後、試合はお互いにチャンスピンチを繰り返す展開
しかし、PK戦がチラつく手前、一瞬の隙を相手に突かれ逆転負けを喫した。
なんとも、残酷な幕切れだ。
1回戦とは真逆の展開となってしまった。
ま、これがサッカーの醍醐味でもあるよな〜

ピッチに倒れ込む14期生の姿は、夏からこの冬にかけて、明らかな成長を象徴する姿だった。
夏からこの冬に向けて著しい成長だったが、もっと戻すならば新チームになってからの成長は本当に素晴らしいと思う。
選手としてもチームとしてもね。
当初はソレッソらしさ"のベースが低かったり
表現が不器用だったり
変に、大人びてたり
人任せだったり
割合でいくと7割がそんなチームの立ち上げだった。
上手い選手はたくさんいたが、そんな『こころ』の部分に課題がある立ち上げ当初だった印象。
ウォームアップ時の声出しは1人や2人
キヨさんのフィジカルトレーニングは手を抜いたり
気怠そうにしたり、、、
とにかくソレッソらしさ"というものが乏しかった
これは、我々スタッフ陣にも責任がある。
しっかりと伝えていかなければならない。
もちろん、個性を潰さず個性を尊重が前提。
指導者や大人のエゴは本当にいらないからね。
が、しかし公式戦になると、なんとなくやっちゃうし、勝っちゃうし的な
不思議な学年。笑
でも、勝てばいいってだけがソレッソの育成方針じゃないから
龍さんからすると全然物足りてなくて試行錯誤してたな〜笑
さすがっす!
自発的にウォーミングアップをさせたり、多方面から選手達にアプローチした夏前
正直、この状態じゃ夏の全国クラブユースは出れないんじゃないかな〜と、そんな不安も多少はあった。
九州大会での全国出場決定戦ではFC琉球にまさかのPK戦負け
幸い、もう一度チャンスがありアビスパとの決定戦
前半の途中に、キャプテンがファールで1発退場
強豪のアビスパ相手に70分近くを10人で戦わなくてはならなかった。
龍さんの10人で戦う采配もズバリハマり、どっちが1人少ないんだぐらい、チームがチームのために走った試合。
きつい状況の中、前半の終わり際に1点をもぎ取りチーム全員で死守して、全国の切符を勝ち取った。
この2試合は彼らの本気度を大きく変えた2試合だったかもしれない。

そんなこんなで、8月に夏の全国クラブユースが開幕したのだが、残念ながら不発な大会となった。
チームの主軸がいなかったからは、言い訳に過ぎない。
彼らの大会に対しての本気度が、伝わらない大会となってしまった。
熊本に帰ってきて、もう一度原点から見つめ直そうと。
最もフィジカルなやり方でいかせていただきます。

と、鬼役のせいじコーチが原点の練習をしばらく担当。
自分が学生の時を思い出すような、激しく厳しいトレーニング🏋️♂️🤮笑
彼らも全国での敗戦が悔しかったんだろう
くじけずにしっかりと真夏のトレーニングについてきていた。
そのぐらいからかな〜
ひとりひとりが変わり始めて、本気度が増してチームのために、人のためにって姿勢が多くの選手に観られるようになった。
選手らとのグループLINEで、『今はきつい練習かもしれんが、九州リーグ優勝して、全国行って成長した姿を見せよう!』
そして、せいじコーチに
『もうええでしょう』
って言おうぜ〜って冗談を言ったり。
龍さんは、そんなきつい中でも技術面にこだわってやり続けた。
夏以降、後期の九州リーグは無敗
そして、街クラブ初の九州リーグ2連覇を達成🏆
これは、本当に偉業だと思う。
Jクラブでもなかなかできないこと。
本当に、彼らの成長が結果としても出たことが素晴らしい。
そして、本番の高円宮杯が開幕
前述した通り、結果はround16での敗退。
しかし、強豪を相手に『うまい』を何回も呟いた
それぐらい、彼らは楽しそうにサッカーをして観ている人たちも、どよめくようなサッカーを表現してくれていた。
正直、あと3試合そんな試合を観たかった。
たくさんの人に観て欲しかった。
上に行けば行くほど、彼らはそんなパフォーマンスができそうな、お調子者軍団。
しかし、一歩足りなかったかな。
何気に、彼らが小学3年の頃にキッズ練習を一部担当していた。



この写真に写ってるのは、りょうた、たいき、れあ、かなただけだが、この頃から彼らの成長を観てきて、陰ながら思いれ深い学年だった。
最後も彼ららしく"サッカーを楽しんでくれてたな〜
お疲れ様!!
サッカーはこれで終わりじゃない
3年前に同じく、この地で負けたOBからはプロも輩出
そして、同じ日に日本一を取った大津のケイジに連絡したら、高円宮杯での敗戦の悔しさがあったから、この結果が出ました!って。
まだまだ、成長途中の14期生
高校になっても、"らしく"個性を活かして頑張ってもらいたい!!
最後になりますが、長い選手で約10年携わらせていただき、保護者の皆様にも大変お世話になりました。ありがとうございました!
これからの活躍を期待してます!!