大学卒業して熊本に帰ってきてしばらく、教員団というところでサッカーさせてもらってた。
徐々にソレッソとの兼ね合いで、参加する足が遠のき、在籍5〜6年というところだったが。。。
そういえば、教員団の会報に寄稿してもらえないかと打診が合ったので、執筆させてもらった。
出来上がった会報をいただいたものの、目を通さずいたが、
昨日たまたま机を整理してたら出てきたんで。
これは、ネタもないし、ブログも一気に終わるしなんで(笑)今日は寄稿した文をコピペ。
以下。
諸先輩方が寄稿されている中で、私のような者がこのような寄稿の機会をいただける事に感謝致します。
現在私が指導に携わらせてもらっているソレッソ熊本U12は、第47回全日本U-12サッカー選手権大会において優勝という成績を残すことができました。
もう1年前ですので、その時の感情はやや薄れ、今まで通り次の目標に向かって進んでいる毎日なんですが、このような機会を頂けましたので、もう一度あの大会を振り返りたいと思います。
「日本一」
それは、格別であったんですが、あまりの反響の大きさに、成し遂げたというより、「おめでとう」の言葉で埋め尽くされ、感謝の気持ちでいっぱいだったと記憶しています。
繋がりと拡散が容易になった時代なんで、より速く、より大きくそれを感じてしまう。
成し遂げた事の大きさには、徐々に気づいていく。徐々に噛みしめていく。そんな感覚でしょうか。
これまでも幾度もチャレンジを繰り返してきました。
チャレンジしては跳ね返され、今年は自信もってチャレンジできると思っても跳ね返えされ。。。
その悔しさの蓄積が、ようやく実を結んだという感じで、決してこの年代だけで勝ち取った「日本一」ではない。
そう思っています。
経験・歴史・伝統は、信念・覚悟・意地・決意・プライドとともに醸成されてくるものだと思います。
目指すもの見据え、コツコツ前を見て進む。その毎日があったからこそ、経験・歴史・伝統の支えがあり、子ども達が躍動できた。それがたまたまこの代で実を結ぶことができた。
これに尽きます。
物事は、「コツコツ」と「たまたま」でできている。
チャレンジと失敗を繰り返す中で、私が感じている事です。
たまたまには、きっかけ。そして本当にたまたまの偶然があると思うんですが、そんなたまたまも、日々のコツコツからしか生まれない。そう信じています。
コツコツ積み重ねる事で、しっかりした軸というものは出来上がり、コツコツ積み重ねるからこそ、微妙な変化に気づきというものが生まれる。
その気づきは、たまたまなんですが、たまたまのようで、実は見えないところで自分が引き寄せている事。
そう意味付けすると、子ども達と歩んでいく日常の中で遭遇する色んなたまたまは、偶然じゃなく必然。成長のための一歩になります。
正直この代の子たちが「日本一」になるとは思っていませんでした。もっと可能性がある年があったのは、事実で、たまたま「日本一」になれたのかもしれません。
でも、「コツコツ」と「たまたま」でできているという文脈で、今回の事実を噛みしめると、
今回手にした「日本一」は必然になり得ます。
現状を全力で走る事と、未来を見据える事は、セットのようなんですが、中々難しく、
積み重ねや、コツコツを信じてる私にとっては、それにより難しさを感じていますが、たまたまという割り切りを持っておくと、足元がよく見える感覚になれます。
今を全力で駆け抜ける事と、不確かなんだけど、こうなるだろう・こうなっていきたいの仮定の未来をできるだけ近い距離に置きながら、進む。
これからも「コツコツ」と「たまたま」を信じ、一度手にした結果に満足することなく、進むことで、次の目標を達成していきたいと思います。
教員団の皆様からもたくさんの感謝の言葉を頂きました。
この場を借りて、再度感謝申し上げます。
ありがとうございました。
